
こんにちは。福岡市南区大橋の歯医者【大橋THREE歯科・矯正歯科】です。
「前に神経を抜いた歯のまわりの歯茎がぷっくり腫れている」「ニキビのようなできものがあるのに、ほとんど痛くない」――そんな状態に気づいても、「痛くないし、そのうち治るかな」と様子を見てしまっていませんか?
実は、神経を抜いた歯の歯茎の腫れやできものは、“静かに進行するトラブル”のサインであることが少なくありません。放置すると、せっかく残した歯を抜かざるを得なくなるケースもあります。
この記事では、「神経を抜いた歯の歯茎が腫れている・違和感があるけれど、あまり痛くない」という方に向けて、その原因と受診の目安、当院で行っている精密な再根管治療について分かりやすくお伝えします。
▶ 神経を抜いた歯の歯茎が腫れている…これって大丈夫?
▶ 痛みが少ないのに歯茎が腫れる主な原因
▶ 再根管治療(やり直しの根の治療)が必要になるケース
▶ 大橋THREE歯科・矯正歯科の「世界標準の根管治療」
▶ 抜歯をせずに歯を残せる可能性が高い「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」
▶ 再発を防ぐために今日からできること
▶ 受診の目安とご相談先
神経を抜いた歯の歯茎が腫れている…痛みがなくても要注意です

神経を抜いた歯は、内部の感覚が少なくなっているため、トラブルが起きても「ズキズキした強い痛み」が出にくいことがあります。
次のような状態がある場合は、早めに歯科医院での確認をおすすめします。
- ✅神経を抜いた歯の根元あたりの歯茎が、ぷっくり腫れている
- ✅歯茎に白いニキビのようなできもの(フィステル)が、ときどき出たり消えたりする
- ✅押すと少し違和感がある、なんとなく浮いたような感じが続く
- ✅噛んだときだけ軽い痛みや圧迫感が出る
- ✅同じ歯の腫れや膿を、何度か繰り返している
「強い痛みがない=大丈夫」ではなく、「痛みは少ないけれど、静かに悪化している」場合もあります。特に、治療から数ヶ月〜数年経って症状が出てきたときは注意が必要です。
神経を抜いた歯の歯茎が腫れる主な原因
ここでは「神経を抜いた歯のまわりだけ腫れている」「治療した歯にだけ違和感がある」といったケースに絞ってご説明します。
原因1:根管内の細菌が残っている・再感染している(根尖病変)

神経を取り除いた歯の根の中(根管)に、細菌や汚れが残っていたり、後から再び細菌が入ってしまったりした場合、根の先に膿の袋(根尖病変)ができることがあります。
- ✅歯茎にぷくっとした膨らみやフィステルができる
- ✅押すと違和感があるが、強くは痛まないことも多い
- ✅膿がたまったり引いたりを繰り返す
この状態を放置すると、顎の骨が溶けて歯を支えられなくなり、最終的に抜歯になるリスクがあります。
原因2:歯根破折(歯の根っこにヒビ・割れがある)
強い力がかかったり、治療した歯がもろくなっていたりすると、歯の根にヒビ(歯根破折)が入ることがあります。根の割れ目から細菌が入り、歯茎の腫れや膿の原因になります。
歯根破折の場合、残念ながら多くは抜歯が必要になりますが、早期発見で周りの骨や隣の歯へのダメージを抑えることができます。
原因3:被せ物や詰め物のすき間からの細菌侵入
被せ物や土台との境目にすき間があると、そこから細菌が侵入し、根の中や歯茎に炎症を起こすことがあります。
「噛んだときだけ違和感がある」「硬いものを噛むと響く」といった症状も、再感染のサインの一つです。
原因4:その他の全身状態・かみ合わせなど
食いしばり・歯ぎしり、免疫力の低下、糖尿病などの全身疾患によって、症状が出やすく・治りにくくなることもあります。自己判断では見分けがつかないため、レントゲンやCTでの確認が重要です。
再根管治療(やり直しの根の治療)が必要になるケース
「治療した歯がまた腫れてきた=必ず抜歯」ではありません。原因が根の中の再感染であれば、再根管治療(やり直しの根の治療)で歯を残せる可能性があります。
再根管治療の対象になりやすい症状
- ✅神経を抜いた歯の歯茎に、ニキビのような白いできものがある
- ✅ときどき膿が出る/口の中で変な味がする
- ✅噛むと響く・じんわり痛む状態が続いている
- ✅レントゲンで根の先に黒い影があると言われた
再根管治療の流れ(概要)
- STEP01.レントゲン・CTで原因を立体的に診断
- STEP02.古い被せ物・土台の除去
- STEP03.マイクロスコープを用いて根管内を拡大視野で確認
- STEP04.感染した組織や古い薬剤の除去・洗浄・消毒
- STEP05.緊密な封鎖(薬剤充填)と、再発しにくい被せ物での修復
一度治療した歯のやり直しは、初回治療よりも難易度が高く、精密な技術と設備が不可欠です。そのため、再根管治療に力を入れている医院を選ぶことが、歯を守るうえでとても重要になります。
大橋THREE歯科・矯正歯科の「世界標準の根管治療」

大橋THREE歯科・矯正歯科は、「一生付き合える歯医者さん®」をめざし、グループ全体で根管治療の質にこだわっています。「せっかく時間と費用をかけて治療した歯を、できるだけ長く使っていただきたい」――その想いから、以下のような体制を整えています。
1. マイクロスコープ×CTで原因を徹底的に見つける
肉眼では見えない細かな根管の形や、ヒビ・残存物などを確認するため、歯科用CTとマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を活用しています。
原因を正確に把握することで、「なぜ腫れているのか」「歯を残せる可能性はどのくらいか」を丁寧にご説明します。
2. ラバーダム防湿法など衛生管理の徹底
根管治療中に唾液や細菌が入り込むと、再発のリスクが高まります。
当院では、可能な限りラバーダム防湿法などを用いて治療部位を隔離し、再感染を防ぐ環境づくりに努めています。
3. 複数ドクターによるチーム医療と技術研鑽
医療法人ASWグループには、根管治療や精密治療について専門的なトレーニングを受けた歯科医師が多数在籍しています。
難症例は院内で情報共有し、必要に応じて本院や関連医院と連携しながら、一人で抱え込まない “チーム医療” で対応します。
4. 患者さまに寄り添う「説明」と「選択肢」
「いきなり抜歯と言われて不安」「何をされているのか分からないまま通うのは嫌」――そう感じるのは当然のことです。
当院では、現在の状態・考えられる選択肢(再根管治療・外科的処置・抜歯+補綴など)・それぞれのメリット・注意点をわかりやすくお伝えし、無理に一つの方法を押しつけることはありません。
「まずは状態だけ知りたい」「相談だけしたい」という方も、お気軽にご相談ください。
抜歯をせずに歯を残せる可能性が高い「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」

再根管治療を行っても根の先に膿が残ってしまう場合や、根管の形が複雑で内部からの治療が難しい場合、「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」という外科的処置によって歯を残せることがあります。
歯根端切除術とは?
歯ぐきを小さく切開して、歯の根の先端(感染した部分)を直接取り除き、清潔な薬剤で密閉する方法です。
感染源そのものを目で見て確実に取り除けるため、再発リスクを大きく下げながら歯を残すことができる治療です。
この治療が向いているケース
- ✅再根管治療をしても腫れが引かない・膿がたまる
- ✅根の中に器具が折れて残っている
- ✅根の形が複雑で内部からの清掃が難しい
- ✅できるだけ抜歯を避けて自分の歯を残したい
歯根端切除術の流れ
- STEP01.CT撮影で根の形と病巣の位置を3D解析
- STEP02.局所麻酔下で歯ぐきを小さく開き、感染部分を除去
- STEP03.根の先端を2~3mm切除し、逆根管充填材(MTAセメントなど)で密閉
- STEP04.縫合し、数日~1週間で抜糸
メリットと注意点
- 歯を抜かずに残せる可能性が高い
- 顕微鏡を用いることで精密な治療が可能
- 術後の腫れ・違和感は一時的で、多くは数日で落ち着く
ただし、歯根の位置や骨の厚みなどにより、適応できない場合もあります。CTによる事前診断が不可欠です。
大橋THREE歯科・矯正歯科では、マイクロスコープと歯科用CTを併用し、再根管治療と歯根端切除術を組み合わせた「歯を残すための治療プラン」をご提案しています。
「抜歯しかないと言われたけれど、本当にそうなのかな?」
――そう感じた方も、まずはご相談ください。
▶ 精密根管治療の詳細はこちら(大橋THREE歯科・矯正歯科)
再発を防ぐために、今日からできること
- 違和感や腫れを「様子見」で終わらせない
軽い症状のうちに原因を確認することで、歯を残せる可能性が高まります。 - 定期検診でレントゲン・CTチェック
自覚症状がほとんどない根尖病変も、画像検査で早期に見つかることがあります。 - かみ合わせ・食いしばりのコントロール
神経を抜いた歯は割れやすいため、マウスピースなどで負担を減らすことも有効です。 - 適切なホームケア
歯ブラシとフロスで汚れをためないことは、再感染予防にもつながります。
「もう抜くしかない」と言われた方も、一度ご相談ください
神経を抜いた歯の歯茎の腫れやできものは、不安になりますよね。
「前の治療が失敗だったのかな……」「また長く通うのはつらい」「抜歯だけは避けたい」――そんなお気持ちも、とてもよく分かります。
「もう遅いかも」と感じたその瞬間が、実は一番の相談どきです。状態によっては、再根管治療によって歯を残せる可能性がありますし、抜歯が必要な場合でも、納得して選んでいただけるように丁寧にご説明いたします。
大橋駅前ドン・キホーテそばで通いやすい【大橋THREE歯科・矯正歯科】では、
マイクロスコープやCTを活用した精密な根管治療に対応しています。
神経を抜いた歯の腫れ・違和感でお悩みの方は、どうぞ一度ご相談ください。
📞 0120-118-315(大橋THREE歯科・矯正歯科)
「もう抜くしかない」と言われた方も、セカンドオピニオンで歯を残せるケースもあります。
どうか一人で悩まず、まずは一度ご相談ください。
▶ 世界標準の根管治療(グループ共通ページ)を見る
※治療の効果や経過には個人差があります。こちらの内容は一般的な説明であり、
実際の診断・治療はお口の状態を拝見したうえでご提案いたします。
よくある質問(再根管治療・歯根端切除術)
Q. 神経を抜いた歯の歯茎が腫れていますが、痛みがありません。放置しても大丈夫ですか?
A. 痛みがなくても、根の先に膿(根尖病変)がたまっている場合があります。放置すると骨が溶けて歯を支えられなくなることがあるため、CTなどで状態を確認し、早めに治療を受けることをおすすめします。
Q. 再根管治療と歯根端切除術はどう違うのですか?
A. 再根管治療は歯の内部(根管)を再度きれいにする治療で、歯根端切除術は外から根の先端を直接取り除く外科的治療です。内部からの治療が難しい場合に、外側からアプローチして歯を残すのが歯根端切除術です。
Q. 再根管治療は痛いですか?麻酔は効きますか?
A. 麻酔を使用しますので、治療中の痛みはほとんどありません。当院ではマイクロスコープを用い、細かな部分まで丁寧に処置を行うため、治療後の痛みや腫れも軽度で済むことが多いです。
Q. 歯根端切除術は誰でも受けられますか?
A. 根の位置や骨の厚みなどにより、すべての方に適応できるわけではありません。CTで根の形や病巣の位置を立体的に確認し、歯を残せる可能性がある場合にご提案いたします。
Q. 再根管治療や歯根端切除術の費用や通院回数の目安を教えてください。
A. 症状や治療内容により異なりますが、再根管治療は2〜4回の通院が目安です。保険適用の範囲内で行える場合と、自費治療となる場合があります。初診時にお見積りをお渡しいたしますので、ご安心ください。
最終更新日:2025年11月13日


